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2005-09-15

スペシャルゲストトークショー(日下部保雄さん)

2006年度のスペシャルゲストトークショーのゲストで、モータージャーナリストの日下部保雄さんが来場されます。

私の私見ですが、モータージャーナリスト(自動車評論家)さんで、本物の方は数少ないと思っています。営業やしがらみが記事にあるのも見て取れるのは悲しいですが、本物のモータージャーナリスト(自動車評論家)さんの記事は一味違います。「本当の事」「本物の事」「知りたい事」が読み手の要求なのですが、悲しいかな勉強不足か手抜きなのか、その記事の自動車の「カタログデーター」「過去の歴史」「新技術」が大半で、本当に知りたい「走り」は「オンザレール感覚」とか「思い通りに走れる」「パワーがある」等、抽象的な文が2~3行踊るだけです。

「感じること」は、私達、素人でも出来るのです。そこに至る「何故」を解説して欲しいと思っていました。「本当の事」「本物の事」「知りたい事」・・・読者は、インターネットの普及により「情報の選択眼」が確かになってきて、ドンドン賢くなってきています。モータージャーナリスト(自動車評論家)さんになるには、国家試験とかは無いと思いますから、各自が勉強して精進していかないと、読者に飽きられる。と言うより自分自身飽きるような気もします。

私は、いまサーキット走行を通してドラテク向上の勉強をしています。肝心なポイントは、自分がセンサーになれるかどうかのドライビングスキルです。荒い運転では、人体センサーにはなれません。丁寧な操作を考えながら感じながら、サーキット走行や公道での法定速度内で2年も走っていると、自分の走るスタイルが大きく変ったのに気がつきました。しかし、分析のスキルに至る工学の勉強をしていません(笑)ですから、セッティングの話はまだまだ遠い目標です(^-^:

自分なりの体験から、本気でサーキットを走っている方の話は違います。ある速度域を超えると自動車の表情や隠れた本質が見えてきます。エピソードとしてアルピナ車輌の脚周りは非常に柔らかい「猫脚」と巷で呼ばれるくらいのモノで(当時の私見)ドラテクスキル勉強をしていなかった頃の私は「硬い脚=よい」「柔らかい脚=いやだ」しかありませんでした。「街乗りはいいけれども、本気で走るとふにゃふにゃして怖いし速く走れないよ」でした。しかし勉強をしていくうちに、同じアルピナ車輌に乗る機会があり運転をして驚きました。コーナー進入時に、丁寧にフロントに荷重を掛けて、フロントサスを沈めて、ステアを操作をすると、沈められて蛇角?がついて、ステアリングをそんなに切らなくても綺麗に速い速度で抜けていくのです。これは、とある(自動車評論家)さんの記事のヒントのおかげで発見できた貴重な体験でした。紙面から自動車評論家さんが送るメッセージで、私達にいろんな影響を与えてくれます。記事を読むだけで「ワクワクドキドキ」するような「夢を見せてくれる」ような自動車の評論や解説を読みたいとも思っています。

ただ・・・私達が「知りたい事」は、自動車評論家さんや編集さんにしてみると、案外「ええっ?」と言うような簡単な事だったりします(^-^)簡単な事を難しく語ることは出来ますが、逆はとても難しく、そして簡単な事を簡単に語るのは、もっと難しいような気がします。

日下部保雄さんは、数少ない、本物の自動車評論家さんだと思います。なぜならば「走る」事を本気で取り組んでいたレーサーでもあったからです。経験ほど強い武器はありません。勝つために速く走るためのレースは、自身のドライバースキルを向上させないと戦えません。機械や工学を勉強して車輌に詳しくないとセッティングが出来ません。メカニックに伝える術を身につけないと勝てません。レーサーのスキルは、車にかけて「本物」です。素晴らしいスキルを身につけての「本物の」評論は、説得力が違います。セッティング能力と工学のスキルを活かした自動車の性能や機械の何故?は「本当の事」を教えてくれています。

日下部保雄さんは、1989年にM3で、全日本選手権のグループAで走っていたのを覚えていますか?(^-^)レースで戦っていたのです。当時のお話も非常に楽しみですね(^-^)

個人的意見ばかりの押し付けをしてごめんなさい(^-^:

森山 了

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