裏方話3
一回目のBMWFamilie!の開催は、改装前の旧富士スピードウェイです。
イベントの華となる「パレードラン」での出来事で、代表の一人のKさんと一緒に管制塔に入りましたが、オフィシャルの方から「BMW車では無い車がはっているよ」っと。管制塔のまん前に行儀よく鎮座している、シルバーのアゥディTTクーペです。一瞬パニックです。出すに出せない4列縦列。働かない思考。きっとどこかのショップのお手伝いか何かの方が間違って入れてしまったとかいろいろと推測しました。TTクーペはこちらから見て2列目にいます。・・・取り敢えず出てもらう事で、オフィシャルの方にピット壁が開かないか確認したら、ちょうどTTクーペの20m先が開きます。2人で急いで階段を駆け下りてピット壁のオープンを確認してからTTクーペに走って近寄りました。
「コンコン・・・コンコン」
私は窓を軽くたたいてオーナーにコンタクトをとりました。彼は両手をステアにしっかり握り、正面を見据えて固まっていて、こちらを全く見ません。「どうしました?大丈夫ですか?」っとお話を聞くと、面白そうだから着いてきたんだけど、どうしょうかと・・・との事で謝罪していました。「こちらこそ、すみません」とお互いに笑顔で和解して、何とか車輌を誘導し無事に解放できました。本当にびっくりしたのと、何箇所かチェックポイントでボランティアスタッフの方がチェックで居たのですが、一瞬だと見分けつかなかったと思います。今だから話せる裏方話ですが、今後はひとつひとつ起こる出来事を大事な経験として活かして、安全で楽しいイベントを皆で作り上げればっと思っています。 森山
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