ECO
原油高騰でガソリンの価格が驚くほど上がってきています。
ecology運動や環境問題で、個人的に車生活で「ぴん」と来なかったのですが、ここにきて給油時にお財布に直撃する事態に陥って「ぴん」ときた愚か者です(^-^;
個人的なお話ですが、私は5年前よりサーキット走行を活用するようになり「とある矛盾」から開放されて非常にスッキリとしたBMWlifeを送らせて頂く様になりました。
その「とある矛盾」とは、BMWの代名詞の「駆け抜ける喜び」です。
私は単純に、それを楽しむのには「スピード」を上げる事と思っていました。でも日本の交通法規では、法定速度がありそれを必ず守らなければいけません。
人里はなれた峠道なども30キロ制限の看板をよく見かけます。30キロでワィンディングロードを「駆け抜ける喜び」は体感できるのか?
という矛盾です。
一般道は、歩行者から自転車、バスやトラックと皆が「通行に利用」する場所です。そのためにルールがありマナーを守って譲り合いながら通行する場所でもあります。
そんな場所で「駆け抜ける喜び」はあるのか?
という疑問もありましたが、クローズドコース、つまりサーキット場との出会いで解消されました。
私は、当初サーキットを愛車で走らせるのに「傷む・怖い・面倒くさい」とずっと思い、サーキット走行否定派でした。
ところ、いざ体験してみると食わず嫌いと言うか、サーキット場ほど「走らせる」事に関しては一般道よりはるかに安全でルール・マナーに厳しく、そして一般の免許しかない我々の「我流」のスポーツ運転らしき技術は、全く通用しないばかりか「本当の運転技術」が存在するのに気づきました。
新しい発見と新鮮な体験が沢山あり、車の運転技術の根本から見直す非常に素晴らしい機会を頂きました。
皆さんが行っている、一般道を通行する移動運転技術に雑誌等で見聞きした「スポーツ運転」をプラスした我流運転と「車を速く前に進める運転技術」である「本当の車の運転技術」の2種類のスキルを発見できたのは大きな収穫でした。
いくばくかの自信をもって臨んだ「初のサーキット走行」は、ガラガラと自信とプライドが崩れました(^-^ゝ
我流運転や思い込み運転を全て「ゼロ」にリセットし直さないと「本当の車の運転技術」に移行できません。つまり素直な心がないと伸びないのです(世の中の成長に関わる事は共通していますよね・笑)
今まで「簡単」にできていた「車の運転」を1から習う楽しさと、成長を実感できるダイナミックな感動をサーキットを走るたびに感じます。もちろん、「だめだぁ~」の声の方が多かったですが(笑)
タイムという数字が客観的に自己の成長の証を教えてくれるからです。だからと言って手段と目的が入れ替わってはいけません。タイムに惑わされたり、人と比べたりするのは上手に心のコントロールをしなくてはいけません。
サーキット場で、愛車が傷む事はありません。
傷ませる走りや負担を愛車に強いるのは全て「ドライバー」が行っているからです。ドライバーのスキルの未熟や、無茶や無理な運転の結果を愛車が背負ってくれています。スキルが上がってくれば、愛車に負担を強いらず楽しみながらサーキット走行ができるのです。
そうこうしていると、心の切替というか、運転の切替が物理的にも精神的にも「例の矛盾」の事に対してスッキリと気持ちよい答えが出るようになりました。
一般道は移動運転に専念できるのです。法定速度を遵守し、ECOを考えてできる限り燃費走行と排ガスのでない走りに神経をつかい、そして安全運転に集中できるのです。
「駆け抜ける喜び」と言うかドライビングプレジャーの楽しみは「クローズトコース」つまりサーキット場で堪能しています。
これらの切替は非常に精神的にもスッキリとして「矛盾」に対するひとつの答えなのかとも思ったりしています。
非常に驚いた現象は「本当の車の運転技術」が向上してくると「一般道の法定速度の走行」でも、車の運転が楽しくなってきた事です。スキルアップには体のセンサーを鍛えるようになるので、ちょつとした車からのインフォメーションが感じられて、いままで感じなかった「低速走行」の中に隠れていた「駆け抜ける喜び」がしっかりと感じられるのです。
ドライバースキルが上がった為にようやく気づいた項目ですが、BMWはそれを知っていて「ドライバートレーニング」のプログラムを展開していたのですね。凄いメーカーです(@@:
皆さんに「サーキット走行しよう」というお話ではなく、カーライフにECOは欠かせなくなってきていますし、身勝手ですがその中で「ドライビングプレジャー」を感じたいとも思いますし、自分流の「すみわけ」と申しますか、皆さんなりに、そんなカーライフスタイルを少しずつでも確立していかなければいけない時代がくるように感じています。
ですので私のECO&スポーツカーライフを紹介してみました。
BMW Familie!は、サーキット場をイベント会場として、オーナーはもちろん、ご家族まで楽しめるイベントを行っています。
私からの個人的な提案ですが、イベント会場の行き返りの走行を「ECO走行」してみてはいかがでしょう?
自身のドライバースキルを全力で注ぎ込み、法定速度を守り、安全運転に集中し燃費を考えた走行をしてみませんか?燃費を考える走行は排ガスの排出を少しでも抑える走行だとも聞きました。
そして、イベント会場の富士スピードウェイにて、レーシングタクシーやスポーツ走行等に参加してドライビングプレジャーを開放してみてください。
また、サーキット走行のきっかけや体験にもなれば幸いです。
森山